飛騨に住む僕が福井の勝山の小学校に息子を通わせている話 ①

勝山こどもの村小学校
長男は今、ちいさな私立学校の勝山こどもの村小学校というところで寮生活を送りながら生活している。
"小学生の寮生活"と聞いてびっくりされるかもしれないが、週末の土日は帰ってくるし、
夏休みや冬休みなど休みを入れると一年の3分の1は一緒にいる。
特に寂しいという感情はなく、どちらかと言えば、帰ってきたら何をしようとか、
少ない時間でどう楽しむかを考えているので、濃厚な時間を過ごしていると思う。
そもそも入学を決めたきっかけは、友人からの相談だった。
当時、私立の小学校を探していたらしく、たまたま妻の実家が福井ということもあり、勝山こどもの村小学校というところを知らないかと連絡を受けた。
実はそのタイミングで、プロサッカー選手の本田さんと堀江さんの対談の記事を見ていて
子どもにに選択肢をあげることは大切だなと感じていた。
素晴らしい内容だったのだが、特に共感したのは本田さんが言った以下の部分だった
ちなみに僕が会社で、
「中学校や高校は行かなくてもよくない?」とみんなに問いかけたら、大反対でした(笑)。
「プロになれない子もいるんだから、そのときのために学校に行っておいたほうがいい」という人が多いんですが、
そこは自己責任でしょう。
まずは、学校に行かないという選択肢を与えてあげたらいいんじゃないかと僕は思うんです。
別に中学校に行く人を否定しているわけではなくて、中学校に行きたい人は行ったらいい
NewsPicks 経営者 本田圭佑の連載より
早速、親としてそもそも、勝山こどもの村小学校とはどんな教育をしているかのが気になりネットで検索すると、、
宿題もないし、テストもない、そして授業としてはプロジェクト単位での学習となる
驚きの学校だった。
詳しくはホームページに以下のように書いてある。
かつやま子どもの村小学校・中学校は、自己決定・個性化・体験学習を基本原則とした自由学校です。
授業の半分ちかくがプロジェクトとよばれる体験学習で、
子どもたちが自分で考えて、本物の家を建てたり、道具をつくったり、田畑で作物を育てたり、料理をしたり、演劇をしたりします。
とても興味を惹かれた。
学校設立の動機も
「新しい学校をつくる会」がイギリスの「サマーヒルのような自由学校を日本にも」、という趣旨で活動をはじめたのは1984年のことです。
サマーヒルというのは、イギリスの教育家ニイル(A.S.Neill,1883-1973)が1921年に設立した小さな寄宿学校で、
「世界でいちばん自由な学校」とよばれています。
世界で一番自由な学校!!!
更に興味を惹かれた。
また、親として一番心配な学力についての回答もあり
本校の考える学力とは、好奇心旺盛で、多方面に興味を持ち、自分自身で創造的に考え、
自分で仮説をたてて検証する力です。そして、プロジェクトや共同生活を通して、
この知的側面を養っています。また、いわゆる世間でいわれる受験学力についても、
「中学校の紹介」で説明されているように、他に比べてそん色はありません。
これは是非、選択肢として息子に与えたいと思い
、勝山こどもの村小学校の体験入学に申し込み、息子が気に入ったら入学させようと夫婦で話しあいをした。
時期が10月頃であり、実はランドセルも買っていて、親としてはランドセルどうしようか問題もあったが、
本人の意思を尊重しようということで落ち着いた。

息子は二泊三日の体験入学をして、とても楽しかったらしく、入学を決めた。
ただ、親としての悩みや葛藤が浮上してくるのである。。。。この続きはまた書くとして、
最近思うのが、親の役目としては選択肢をあげる事が全てだ。
僕の尊敬する人も言っていたことがある。
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子どもは生まれてから、親の幸せを願っている。
親が願うように育つのが子どもである。
今は、教育という名で子どもを押し付けすぎている。
自由でいい。
認めてあげる事が大切で、例えば、喧嘩ばかりしてるなら、その喧嘩を極めなさいと言ってあげる。
そして、誰よりも強くなって、誰か1人でも幸せにできるようになりなさいと。
色々な選択肢を用意してあげるのが親の役目。
あとは子ども自身が決める事。
親はそれを純粋に何があっても信じてあげる事が大切。
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親は憶測で口を挟まず 子どもを信じて見守る
親は、自身が経験していないことは、憶測で口を挟まず子どもを信じて見守る。
経験があることは、チャレンジした時の正確なリスクと
失敗したときに取り返しがつかない事にならないように、ボーダーラインを作ってあげるのも親の役目だと思う。
例えば、高校や大学を出て年を重ねてからチャレンジするよりも、中学くらいでチャレンジできることなら、すぐにチャレンジすればいいと思う。
失敗してしまった場合も再チャレンジが容易なので、よほどリスクは低いと思う。
色々な経験を親のスネをかじってでも、貪欲にやった人間がこれから成功者になると思う。
その、したたかさこそを、親は子どもに教えてあげるべきなのだと思います。

世界をよりよく、おもしろく。