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京都大学で僕がやったこと

京都大学


🏝「3日間のカリキュラム」


京都大学では不便を利用したツアーを作ることを前提に三日間の研修がスタートした。
「不便益」には前回触れたので割愛する。


京都大学との研修カリキュラムは以下のとおりだ。
【1日目】
9:00~  無人島について(ぼくからレクチャー)
10:00~ 無人島のよいところ、よいことのアイデア出し(ディスカッション) 
15:00~ 不便益について(不便の良いところとは何か) (ディスカッション)
16:30~ ブレストバトル(無人島企画) (チーム別)
【2日目】
9:00~ ツアー案の詳細化と取捨選択 (チーム別ワークショップ)
16:00~ パンフレット作成 (チーム別ワークショップ)
【3日目】 
9:00~ パンフ完成&プレゼン準備 (チーム別ワークショップ)
13:00~ プレゼンバトル (チーム別発表)
18:00 終了

実際に終えてみて物凄い濃厚な3日間だった。本当にあっという間の3日間だった。
ぼく自身も参加者のような立場で参加していたから、とても感慨深いものだった。
正直、無人島についてのプレゼンシートをわかりやすく用意する準備もギリギリまでかかった。ぼく自身もぶつけ本番のような気持ちだった。

🏖「自然の対局にある人工とは」


1日目は主に無人島では何が出来るのか? 
そもそも、無人島は不便なのか? 
無人島の魅力とは何なのか?
この辺りを掘り下げてぼく自身も考えた。 
その中でとても興味深かったのは、無人島にはないものを考えていたときだ。 つまり自然の対局にある、
「人工物」
「人工ルール」
「人工情報」
「人工的なつながり」

この問いが出たときに、ぼくはハッとさせられた。
「 人工ルール」や「人工情報」は僕たちの行動を制限したり、時間を奪っているのではないかという結論になったからだ。
例えば、
何時に寝ないといけないルールはいつ出来たのだろうか? 
働く時間が決まったのはいつからだろうか? 
曜日で休む日が決まったのはいつからだろうか? 

無人島にはこの概念がないからだ。
まさに自由で、時間に縛られない生き方ができる。 
自由に生きる。
まさに生きる力が試されるから楽しいのではないかと思った。

🧭「無人島で得られる「達成感」と「非日常」



2日目は、無人島の企画案を出して、取捨選択して最高のツアーを絞った。
どれも甲乙つけがたいくらい面白かった。みんなが求めていることを考え抜いていくと、みんな期待していることは、「達成感」や「非日常」なんだという結論が言語化できた。
 不便なのにそれを面白いと思うのは、不便の先にある、「達成感」や「非日常体験」だ。
現代のモノがあふれた世界で感じにくい単純な「達成感」や非人工に囲まれた「非日常」を味わうために、無人島へきているんだとあらためて認識できたことに、今回参加した全てにチームに感謝したい。
3日目は3日間の集大成。自分たちの企画案のプレゼン発表日だ。 時間がない中で、最高のものを仕上げてくれた。 報酬もない中、無人島のために必死で頭をひねり、寝る間も惜しんでやってくれたことに感謝しかない。 この企画案は、無人島でツアー化して採用、開催したいと思っている。
最後に 3日間の研修を終えて、ぼくは無人島の本質的な面白さに近づけたと思っている。今までは感覚的に無人島のすばらしさを実感していたが、自分も一緒になって無人島と向き合うことによって、ブレイクスルーできた。
研修参加のメンバーや京都大学の川上教授、本当にありがとうございました。
京都大学
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